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行政書士試験の基礎法学の勉強法と具体的な対策は?

行政書士試験には様々な科目がありますが、配点も科目によって様々です。

最も配点の多い行政法に対し、基礎法学は最も配点の少ない科目となっています。

そうした点から、基礎法学は合否への影響は極めて小さく、試験対策上それほど重要な科目とはなりません。

では最も配点の少ないこの科目には勉強をする上でどのように取り組んでいけば良いのかを見ていきます。

行政書士試験を突破するために基礎法学は重要?

まず行政書士試験の合格に必要な条件として、300点満点中180点以上(一般知識14問56点中6問24点以上の得点必要)を取るということが設定されています。

この条件を前提とした時に、基礎法学の重要度というのはそれほど高くはないと言うことができます。

理由としては、基礎法学の配点は全2問8点分にしかならないという事実があるからです。

300点満点のうちわずか8点を占めるに過ぎません。

例えば行政法は配点が全科目中最も多いことから試験対策上最も時間をかけなければならない重要科目となります。

また一般知識も、足切り点が設定されていることから合否の明暗を分ける科目となります。

しかし基礎法学に関しては、配点も極端に少なく足切り点もないため、正直合否に影響を与えるような科目ではありません。

またその年によっては難しい問題もあったり、たった2問にも関わらず出題範囲が広いため対策が立てづらい面もあります。

このような側面を持つことからも、極端なことを言ってしまえば全く得点できなくても致命傷にはならないということです。

それよりも他の科目に注力した方が、合格を目指すという点においては効率が断然良いと言えます。

このように基礎法学という科目は読んで字の如く法律の基礎知識にはなりますが、配点もとても少ないので各科目の中で一番優先度は低いと言えます。

更に、他の科目の勉強をしているとそれが基礎法学の勉強になっていることもありますので、ぜひ他の科目を重点的に取り組みましょう。

基礎法学の合格に一番近い勉強法は?

優先順位1:法学の入門書を読む

確かに基礎法学の配点は少なく、学習時間としてもそれほど比重を置く科目ではありませんが、全く勉強しないというのももったいないです。

時折難しい問題も出されますが、2問とも取れるような年もあるからです。

このように運要素の強いとも言えるこの科目は、ガッツリ勉強というよりはサラッと取り組むという方が合っています。

そこで1つの勉強法としては、法学の入門書を読んでおく程度に留めるというのも手です。行政書士のテキストよりも平易なので理解しやすいです。

また、基礎法学の勉強は試験対策上どうしても最後に回すということがあるので、時間がそれほどない場合はそのくらいで良いと思います。

このように基礎法学の勉強としては、基本書をサラッと読んでその概要を掴み、法律の基本的な知識を把握する程度に留めておくくらいでも構わないでしょう。

優先順位2:過去問題を解く

基礎法学の勉強時間のウエイトが少ない、あまり重要ではないといっても過去問は解いておいた方が良いでしょう。

行政書士試験は過去問の焼き増しが出題されることもあります。

また、一般知識や憲法との関連性のある問題が出題されることもあるので、基礎法学の勉強が一般知識や憲法の勉強にも繋がるといった側面もあります。

そしてそこからどんな分野からどのくらい出題されているか、どのように問われているかといったことは掴むことが出来ます。

でも、他の科目ほどガッツリやり込む必要はありません。基礎法学に関しては試験の対策というよりも、どんな問題があるのか、傾向はどうかを知ることを重要視した方が良いでしょう。

基礎法学で大事なのはあまり時間をかけすぎないこと

基礎法学の勉強をする上で意識したいことは、あまり勉強時間をかけすぎないということです。

先にも説明しましたが、2問しかなく全問正解しても8点にしかなりません

このことからも、基礎法学に時間をかけるよりは他の科目をより重点的に勉強した方がはるかに試験対策上は有効だと思います。

基礎法学の知識は各科目を勉強していれば自ずと身に付くことなので、この科目に時間はかけなくてOKです。

この科目に時間をかけすぎて他の科目の勉強が疎かになり、合格基準点を満たせなくなってしまう可能性を高めることの方がはるかにリスキーです。

また試験問題も、1問正答できれば十分に合格圏内です。

というより実際のところ全く得点できなくてもほとんど影響はありませんが、1問正解できれば御の字と思いましょう。

とにかく基礎法学に関しては、このウエイトの少なさから試験対策という点においては時間をかける科目ではないのです。

それよりも他の科目、特に最も配点の多い行政法や足切り点のある一般知識を中心に、どう得点していけるかということにフォーカスしながら勉強時間を多く割いていくべきです。

 

 

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